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歯周病のお話part2

2021.11.22

皆様、こんにちは。院長の三井です。

本日は歯周病の検査についてお話をしたいと思います。

歯周病は、特に初期の段階では自覚症状がほとんど出ないので、歯科医療機関での検査を受けないと正確な診断を行うことはできません。歯周病の検査は、プローブという針状の器具を使って歯周ポケットの深さを調べるプロービング検査、エックス線写真によって歯を支える骨の状態を調べるレントゲン検査、歯周病の原因となる歯の周囲の汚れ(プラーク)の付着状況を調べる検査などからなります。

歯周病は、歯の周囲の歯ぐき(歯肉)に繁殖した細菌の毒素によって、歯肉が腫れたり歯を支える骨(歯槽骨)が溶かされていく病気です。かなり進行してくると、歯肉から出血が現れたり歯がグラグラしてきたりしますが、初期の段階では患者さん自身に自覚できるような症状がほとんど出てきません。そのため歯周病を早期に見つけるためには、歯科医療機関で検査を受ける必要があります。

歯周病の早期から現れる症状の一つに、歯と歯肉との間に隙間ができる歯周ポケットという状態があります。歯周ポケットは一般には深くなるほど歯周病の程度が進んでいると考えられ、歯肉の入り口から隙間の底の部分までの距離を測定して重症度の判定に用います。

この距離を測定することをプロービング検査と呼び、歯周病の基本的な検査の一つとされています。測定には目盛りのついたプローブ(探針:針状の金属製の器材)を歯と歯肉のすき間にそっと差し込みます。25g程度と非常に軽い圧しか加えませんので、痛みはほとんどありません。図のようにプローブで深いポケットがないか検査をして記録していきます。

ラビット歯科 院長 三井智治